豆乳でバストアップできる理由とは?効果がアップする正しい飲み方

美容や健康のために、「豆乳」を飲んでいる人はたくさんいますよね。調理が不要、ただ飲むだけで良いので、簡単に摂取できるのも魅力的です。
そして飲んでいる人の中には、バストアップ効果があるという噂を聞いて、取り入れている人もいることでしょう。
では、なぜ豆乳でバストアップ効果が期待できるのか知っていますか?本当にバストアップ効果があるのか、半信半疑で飲んでいる人もいるかもしれませんね。
今回は、噂の真相を解明するべく、「豆乳でバストアップができる理由」や「効果的な飲み方のポイント」など豆乳とバストアップの関係について、まとめてみました。
綺麗な人が飲んでいるイメージがある豆乳。スーパーなどで気軽に買えますし、本当にバストアップ効果があったら嬉しいですよね。
豆乳1つでも色々種類があるのはご存知ですか?どれを飲んだら良いのか、飲むタイミングなどもお話していきます!

豆乳ってどんな飲み物?

まずは、豆乳飲料にはどんな種類や栄養があるのか見ていきましょう。
豆乳には3つの種類がある
スーパーなどで購入したことがある人なら知っていると思いますが、一般的に「豆乳」と呼ばれる飲み物には3つの種類があります。
種類 | 定義 |
(無調整)豆乳 | 豆乳に水以外のものを加えていない、大豆固形分が8%以上(大豆たんぱく換算3.8%以上)のもの |
調整豆乳 | 無調整豆乳に砂糖、塩、油脂、香料など加えて飲みやすくし、大豆固形分が6%以上(大豆たんぱく換算3%以上)のもの |
豆乳飲料 | 調整豆乳に果汁や紅茶(フレーバー)を加えて味付けしたもので果汁系は大豆固形分2%以上(大豆たんぱく換算0.9%以上)、その他は大豆固形分4%以上(大豆たんぱく換算1.8%以上) |
(※豆乳類の日本農林規格:農林水産省を基に、バストアップ美学で表を作成。)
上記、3種類の飲み物をまとめて「豆乳」と呼ばれることが多いですが、本来の「豆乳」の定義は、豆乳に水以外のものを加えていない、大豆固形分が8%以上のもののみ。
これが、「無調整豆乳」と呼ばれています。

その無調整豆乳を飲みやすくするために、味を加えたものが、調整豆乳や豆乳飲料となるのです。しかし、その分大豆固形分の量は少なく、エネルギーや糖質は高くなります。
豆乳の栄養成分に期待できる効果はこんなにもたくさん!
豆乳が体に良いとは知っていても、具体的にどのような栄養成分が含まれているのか、知っている人は少ないかもしれません。
以下に成分と関連して、期待できる効果をまとめていきます。
成分 | 効果 |
大豆たんぱく | 肥満防止、筋肉・爪・髪の健康 |
レシチン | 認知症予防 |
☆大豆イソフラボン | 美肌、抜け毛予防、更年期障害の予防、がんリスクを下げる |
サポニン | 肥満防止、免疫力の向上 |
オリゴ糖 | 便秘解消 |
ビタミン | 美肌 |
鉄 | 貧血予防 |
亜鉛 | 新陳代謝の促進 |
豆乳はこんなに色んな成分が入っていて、非常に栄養価が高い飲み物になります。
美容のみならず、健康を保つために必要不可欠な栄養素も豊富に含まれているので、幅広い年齢層の人に好まれているわけです。
そして、豆乳に含まれる大豆イソフラボンという成分が、今回のテーマであるバストアップ効果と深く関わっているのです。
豆乳とバストアップ効果の関係

では、なぜ大豆イソフラボンがバストアップ効果をもたらすのでしょうか。ここからは、豆乳でバストアップができる理由についてお話していきます。
バストアップの鍵は、豆乳に含まれる大豆イソフラボンにあり!
豆乳に多く含まれている「大豆イソフラボン」という成分は聞いたことがある人も多いと思います。しかし、どのような成分なのか知っている人はあまりいないですよね。
大豆イソフラボンは、主に大豆の胚芽に多く含まれる成分です。
そして、女性ホルモンの”エストロゲン”と分子構造が似ていることが最大の特徴になります。

これを簡単に言い直すと、大豆イソフラボンは体内でエストロゲンと似たような働きをしてくれるということ。
実はエストロゲンはバストアップにおいて、とても重要な存在なのです。
ここからは、その理由をお話していきたいと思います。
エストロゲンでバストアップ効果が期待できる理由
では、大豆イソフラボンと構造が似ているエストロゲンは、どんな成分なのでしょうか。
バストの1割は乳腺組織、9割は脂肪組織で成り立っているため、それらが発達することでバストにどれだけ大きく影響するかお分かりいただけますよね。

エストロゲンで乳腺を発達させる働きがあるということは、エストロゲンに似た構造の大豆イソフラボンが含まれる豆乳にも、同じバストアップ効果が期待できるというわけです。

豆乳に含まれるたんぱく質もバストアップには効果的!
豆乳には大豆イソフラボン以外に、「たんぱく質」も含まれていて、これもバストアップ効果に関わっています。
たんぱく質は“プロテイン”とも言い、バストの脂肪や乳腺を発達させるための栄養素となります。
また、プロテインの摂取と一緒に筋トレを行うと、バストを支える大胸筋を鍛えることができるので、垂れ乳の予防効果も期待できます。

バストアップ効果を高める豆乳の飲み方

せっかく豆乳を飲むのなら、少しでもバストアップ効果を高めてくれる、飲み方を知りたいですよね!飲むタイミングや量などをチェックしていきましょう。
ポイントはこの4つです。
飲む量は1日コップ一杯と半分弱
飲むタイミングは起床後や朝食前
温めて飲むこと
それぞれ詳しく見てきましょう。
おすすめは無調整豆乳
バストアップしたい人には、無調整豆乳がおすすめです。
大豆イソフラボンやたんぱく質が豊富に含まれているので、豆乳の中では一番効率良くバストアップが狙えます。
他の食べ物と大豆イソフラボンの含有量を比べてみましょう。
食材 | 大豆イソフラボンの含有量 |
☆無調整豆乳(1ℓ) | 約280mg1 |
調整豆乳(1ℓ) | 約215mg2 |
豆乳飲料麦芽コーヒー(1ℓ) | 約130mg3 |
豆腐(一丁300g) | 約80mg |
納豆(1パック45g) | 約35.5mg |
きな粉(大さじ1で6g) | 約9.6mg4 |
豆乳はメーカーによって多少イソフラボンの量が違いますが、無調整豆乳は、調整豆乳や豆乳飲料に比べて断然多く入っています。
また、味付きの物に比べて、糖質やカロリーが抑えられるところもポイントです。
無調整豆乳なら、納豆と同じくらいの量のイソフラボンを、コップ1杯(200ml)以下で摂取できてしまうので一番手軽ではないでしょうか。
1日の摂取目安量は?
特定保健用食品としての大豆イソフラボンの安全な一日摂取量の目安は70~75ml5とされています。
バストアップ効果を高めたいなら、この1日の摂取量の最大値を摂取できると良いですね。
今回は、キッコーマンから発売されている「おいしい無調整豆乳」を例にしてみましょう。

こちらの200mlパックのイソフラボン含有量は、約56ml1です。(2018年10月29日現在)
コップ1杯分を200mlとした場合、コップ1杯(イソフラボン量:約56ml)+3分の1(イソフラボン量:約18.6ml)=約74.6mlとなります。
なので、コップ1杯分(200ml)と3分の1の量を1日摂取していくことがベスト。

適度な量の豆乳を、毎日飲み続けていくこと。これがバストアップ効果を実感するためのポイントです。
起床後や朝食前に飲むと効果的
豆乳を飲むタイミングはいつが良いのでしょうか。
その答えは、起床後や朝食前。
起床後や朝食前に飲むと、空腹時のため吸収率が良くなり、体に浸透しやすくなって、より効果を発揮できます。

豆乳はそれほどカロリー低い飲み物ではありません。
寝る前の内臓は消化機能が低下するので、豆乳が消化されないまま脂肪へ蓄積されてしまう可能性があるんです。
また、夜は脂肪を蓄積させるホルモンが分泌される時間帯なので、豆乳に限らずなるべく物を口にしない方が、ダイエットには良いかもしれませんね。

冷えはバストアップの天敵!豆乳は温めて飲むこと
一般的には、冷蔵庫で冷やした豆乳を飲む人が多いと思いますが、冷たい豆乳を朝一に飲むと体の冷えにも繋がります。
実はバストアップには「冷え」が天敵なんです。
体が冷えると血行を悪くしてしまうので、栄養をバストまで運ぶことができなくなってしまいます。つまり、豆乳の栄養素もバストに行き渡らず、無意味になってしまう可能性もあるのです。
冷え防止のためにはもちろん、豆乳を温めて飲むことでより体に吸収されやすくなるのでおすすめです。
バストアップに相性が良い「豆乳レシピ」

バストアップには無調整豆乳が良いと分かったものの、やっぱり味が苦手な人も多いと思います。なので、少しでも美味しく飲めるような、豆乳レシピを紹介していきます。
豆乳の他にもバストアップに良い食材があるので、それを組み合わせて調理すると効果UPにも繋がりますよ!
● 豆腐
● 鶏肉
● キャベツ
● ブロッコリー
● フルーツ(柑橘系などビタミンCが多いもの)
これらがバストアップをサポートしてくれる食べ物です。
また、キャベツやブロッコリーには「ボロン」という乳腺の発達を促し、女性ホルモンを活性化させる成分が含まれています。(ボロンのバストアップ効果についてはこちらの記事キャベツでお手頃バストアップ!栄養(ボロン)が摂れる効果的な食べ方で詳しく紹介しています。)
そして、フルーツなどに含まれるビタミンCは、コラーゲンを作るのに欠かせず、ハリのあるバストを目指すには必要な成分です。

きな粉豆乳

<材料>
無調整豆乳(200ml)、砂糖(お好みで)、きな粉(大さじ1杯~2杯)
<作り方>
(1)無調整豆乳に砂糖ときな粉をよく混ぜて、レンジで温めます。
(2)飲みやすい温度になったら、もう1度かき混ぜて出来上がりです。
きな粉にも大豆イソフラボンが含まれているので、甘さが足りない時のちょい足しアレンジにぴったりです。とっても簡単に作れるので、忙しい朝の朝食代わりにも良いですね。
スープや味噌汁に混ぜる

味噌などの調味料に豆乳を混ぜて、スープや味噌汁をアレンジしてもOK!食事のサイドメニューにも活用できるので、いつもの食事にプラスして作ってみてはいかがでしょうか?
<材料>
だし汁(3カップ)、豆腐(1丁)、無調整豆乳(200ml)、キャベツ(2枚くらい)、味噌(大さじ3くらい)
<作り方>
(1)だし汁が煮立ったら、2センチ角に切った豆腐と豆乳を入れる。
(2)煮立ったら、食べやすい大きさに切ったキャベツを入れ、再び煮立ったら火を止めて、味噌を入れる。
<材料>
ブロッコリー(2分の1房)、玉ねぎ(4分の1個)、無調整豆乳(300ml)、コンソメ顆粒(小さじ1)、塩・こしょう(少々)
<作り方>
(1)玉ねぎとブロッコリーを食べやすい大きさに切って、耐熱皿にラップをかけてレンジで1分加熱する。
(2)ミキサーに豆乳と①をかけて完成。
ボロンの入った食材を使ったレシピです。豆乳に鶏ガラスープの素を混ぜても、中華風のスープになっておいしいと思います。
イチゴ、豆乳、ヨーグルトのスムージー

<材料>
豆乳(100ml)、ヨーグルト(200g)、イチゴ(7粒くらい)、はちみつ(お好みで)、氷(4つくらい)
<作り方>
すべての材料をミキサーで混ぜるだけで完成です。
スムージーなら簡単にビタミンCを摂ることができます。ジュースのようで、無調整豆乳でもごくごく飲めてしまうのも良い所です。
他にもラテにしたり、シリアルに混ぜるのも簡単で続けやすいですね。
豆乳だけに頼らない!バストアップの相乗効果を狙おう

豆乳は、バストアップする手段の中の、1つに過ぎません。
豆乳だけに頼らず、色んな方法を合わせて行っていくのが美バストへの道に繋がります。普段の生活でもちょこっと習慣を変えるだけで、バストアップに繋げることができるので、豆乳とプラスして取り入れてみてはいかがでしょうか。
…自分のストレス解消法を見つける
● 冷えを防ぐ
…シャワーで済ませずお風呂に浸かる
(お風呂で効果UP!簡単バストアップマッサージ術も合わせてチェック。)
● 猫背の改善
…姿勢を正し、大胸筋の衰えを防ぐ
(大胸筋を鍛えてバストアップする方法は筋トレでバストアップできる?カギを握る「大胸筋」を鍛える方法こちらの記事で紹介しています。)
● ブラジャー
…カップ付きインナーを止めてナイトブラを使用したり、育乳ブラを使う
● 生活習慣
…規則正しい生活でホルモンバランスの崩れを防ぐ
どれも、すぐに始められることばかりなので、実践してみましょう。
“美は1日にしてならず”とあるように”美バストも1日にしてならず”です。
整形でもしない限り、1日でバストを大きくしたり、ハリをアップさせたりすることはできません。
「女性ホルモンが減るのなんてだいぶ先!」と油断は禁物!気づいたらホルモンバランスが崩れて、バストがしぼんでいたなんてことのないよう、早めに予防しておくことが大切なんです。
ぜひ今日から意識してみて下さい!
まとめ
今回は豆乳とバストアップの関係についてお話していきました。バストアップ効果が期待できる理由は、豆乳に含まれる大豆イソフラボンだったんですね。
イソフラボンは他にもダイエット、美肌、ムダ毛を薄くするなど女性にとって嬉しい効果がたくさんあります。そう聞くと、ついついたくさん豆乳を飲みたくなりますが、1日の量をしっかり守るようにしましょう。
一気にたくさんの量を摂るよりも、長い期間毎日続けて摂ることが大切です。無調整豆乳がおすすめですが、苦手な人は今回紹介したレシピなどで、試してみてはいかがでしょうか。
ハリのある、ふっくらとしたバストを目指して、朝食前の豆乳を試してみて下さい!