胸周りや背中のニキビは「カビ」が原因!?正しい改善ケア方法とは

胸周りや背中のニキビは「カビ」が原因!?跡に残る前に知っておきたい治し方

胸周りや背中に、赤く“ぷくっ”と腫れた「ニキビ」ができた経験はありませんか?

目立つ箇所に「ニキビ」があると目につきますし、特に夏場など肌の露出した服を着るときには、綺麗なデコルテでいたいものですよね。
 
実は、そんな胸周りや背中にできる厄介なニキビは、顔にできるニキビとは違い「カビ」が原因となるケースがほとんどです。
 
つまり、顔のニキビケアと同じ方法では改善することはできない場合もあるのです。
 
今回は、胸周りや背中のニキビの原因から、ニキビを減らすための対策法まで、気になる情報を豊富にまとめていきます。身体のニキビケアにおすすめのケアアイテムもぜひチェックしてみてくださいね。

こんにちは!バストアップ美学編集部長の中川です。
 
「カビ」?!と聞いてびっくりした人も多いことだと思いますが、誰にでも胸周りや背中のニキビが発生する可能性はあります。
 
この記事で顔のニキビとは違う胸周りや背中のニキビの原因をきちんと知って、正しいケアを行っていきましょう!

顔のニキビとは違う?胸や背中にできるニキビの原因って?


思春期にできやすい顔のニキビは、皮脂の過激な分泌やホルモンバランスの崩れ、などにより発生します。では、ニキビが胸や背中にできてしまう原因とは一体何でしょうか。

ここからは、胸や背中ニキビの特徴や原因などをお話していきます。

胸周りや背中のニキビの特徴

顔ニキビと同じ症状のものが身体に発生してしまうこともありますが、胸や背中にできるニキビのほとんどは、顔にできるものとは少し違ってきます。
 
特徴をいくつか挙げてみたので、自分に当てはまるものがあるかチェックしてみて下さい。

赤く盛り上がったところにツヤがある
 
同じ場所にいくつも集まってできている
 
ニキビのふちが赤い
 
表面は膿がたまってくぼんでいる
 
顔ほど痛みやかゆみはない

これらの特徴にいくつ当てはまりましたか?
 
顔にポツンとできるニキビとは違って、胸周りや背中にできるニキビは、10個近く密集してできることが多いです。
 
そして、よく見ると胸周りや背中のニキビは見た目も違います。

顔ニキビと胸・背中ニキビとの違い
顔にできるニキビは、腫れがひどくなると、盛り上がりが大きくなりますよね。膨らんでいる所に膿が溜まっているイメージです。
 
これに対して、胸、背中ニキビは「くぼみ」があるんです。その凹んでいる所に膿が溜まっています。

これが顔にできるニキビとの大きな違いとなります。

アクネ菌ではなく、「マラセチア菌」というカビが原因?

よくニキビができる原因は「アクネ菌」と聞きますね。
 
アクネ菌はどんな人の体にも住み着いている常在菌で、汚れや皮脂で毛穴が詰まると炎症を起こしてしまいます。


ニキビなら、どこでもケア方法は同じとは思ってはいませんか?

実は、胸周りや背中にできるニキビは「アクネ菌」でではなく「マラセチア菌」というカビが原因となる場合が多いのです。
 
アラセチア菌が原因となるニキビは、別名「マラセチア毛包炎(もうのうえん)」とも言います。


カビと聞いてちょっとびっくりしてしまう人もいますよね。一体、マラセチア菌とはどんな菌なのでしょうか。

マラセチア菌とは、「真菌」というカビの一種です。日頃から私たちの皮膚に住みついている常在菌の1つなんです。
 
時には、水虫やカンジダ症などの皮膚トラブルを起こしてしまうこともありますし、肺に入って悪さをすることもあります。

アクネ菌は細菌ですが、マラセチア菌はカビ菌。皮脂や汚れを好むことは一緒でも、この2つの菌は全く違うものなんですね。

ではどのようなことが引き金となり、マラセチア菌が発生してしまうのでしょうか?

マラセチア菌が発生してしまう要因は皮脂汚れにあり!

カビが湿ったところに発生するように、マラセチア菌も皮脂や汚れなど湿ったところに発生します。

皮脂を好むアクネ菌は、「顔」に住みつくことが多いのに対して、皮脂と湿った所を好むマラセチア菌は、「汗で蒸れやすい背中や胸周り」に住みつくことが多いです。

皮膚から発散された汗を衣服でおおって蒸れることにより、皮脂をエサにするマラセチア菌が毛穴の中で一気に増殖してしまうのです。

皮脂や湿気の多い場所を好むため、特にオイリー肌で皮脂の分泌が活発な人は、胸周り・背中のニキビが発生しやすい傾向にあります。
 
また、夏場など汗をかきやすい季節もマラセチア菌が発生しやすくなります。

胸まわりは、特にブラジャーと密着しているから、汗をかきやすかったり、谷間に汚れがたまりやすかったりするよね。
 
ブラジャーを外した時に、触ってみるとけっこう蒸れているのが分かる…
 
だから、胸や背中部分はマラセチア毛包炎になりやすいんだね。

乾燥にも注意!過激な皮脂の分泌の原因に?

乾燥している肌の状態

“オイリー肌の人はマラセチア菌になりやすい”と先述しましたが、実は乾燥肌の人も安心してはいられません。
 
乾燥肌の人もマラセチア菌が発生してしまう可能性が十分にあります。

乾燥状態にあるお肌は、これ以上肌の潤いが逃げてしまうのを防ごうと働きます。その結果、水分が蒸発するのを防止しようとして、皮脂を過剰に分泌してしまうのです。

肌が乾燥すればするほど、皮脂の分泌も活発になり、胸周りや背中のニキビ(アラセチア毛包炎)ができやすい環境へ繋がるというわけですね。

アラサー世代に多い、肌表面は皮脂があるのに「内部が乾燥状態のインナードライ」にも要注意!
 
一見乾燥しているようには見えないので、保湿ケアを怠りがちですが、きちんと潤いを与えてあげないと背中や胸まわりのニキビに繋がってしまいます。

胸や背中周りのニキビを減らすための5つの対策

一度できてしまったら、なかなか完治させることが難しい胸周りや背中にニキビ。少しでも減らすためにはどうすれば良いのでしょうか。

ここからは、胸や背中のニキビを減らすための対策を5つご紹介していきます。

1.清潔なブラジャーを着用する

清潔なブラジャーを着用する

顔のニキビケアと同じように、身体にも汚れや雑菌など肌に長時間汚れが残らないようにすることが大切です。

ニキビケアの基本は、肌を清潔に保つこと。
 
中でも、肌に直接当たるブラジャーはいつも清潔である必要があります。

ブラジャーを一度着用したら、必ずその日に洗うようにしましょう。(→正しいブラジャーの洗濯方法について)

また、ブラジャーだけに限らず、衣類などの洗濯物を溜めて洗ったり、濡れた状態で放置しているのも御法度です。毎日着用する衣類やブラジャーは、常に清潔であることを心がけましょう。

2.シャンプー&リンスの洗い流しがないように心がける

シャンプー&リンスの洗い流しがないように心がける

胸、背中ニキビを防ぐためには、お風呂の時のシャンプーやリンスの洗い流しにも注意する必要があります。

しっかりと洗い流さないと、シャンプーに含まれる界面活性剤、コンディショナーの過剰な油分が毛穴に入り込んでしまい、ニキビを悪化させてしまう場合があるのです。

いくら肌に優しいシャンプーでも、皮膚に入り込んでしまえば外部刺激となってしまいます。意外と盲点になってしまう洗い残しなので、十分にすすぐようにしましょう。

シャンプーの後にコンディショナーやリンスを塗って、時間を置く間に体を洗っているの。
 
でも、その後洗い流すと、せっかく洗った背中にまたコンディショナーやリンスが付いてしまうのかな。

 

実はコンディショナーやリンスはお湯でさっと流すだけでは簡単に落ちないんです。流したつもりでもすすぎ残しが背中に残ってしまっている可能性がありますね。
 
そう考えると、体を洗うのはシャンプー、リンスが終わってからの方が良いのかもしれません。

3.胸の谷間までしっかり石鹸で洗う

胸の谷間までしっかり石鹸で洗う

特に女性は、胸の谷間に汗が溜まりやすく、こまめに注意を払っていなければ清潔さを保つことができません。
 
汗や皮脂が多く溜まっているところは、マラセチア菌にとって絶好の繁殖場所です。
 
身体を動かした後は必ず汗を拭く、お風呂の時には丁寧に石鹸で洗うようにしましょう。

また、少しでもニキビを減らすためには、ボディソープ選びも重要なポイントです。
通常のボディソープは界面活性剤が多く配合されていて、洗浄力が強く、肌が乾燥しやいのが欠点です。
 
胸のニキビに使用する石鹸は、肌に優しい固形石鹸か、ニキビができにくい成分を使用したノンコメドジェニックの表示のあるものがおすすめです。

4.長い髪が胸周りや背中につかないように注意する

長い髪が胸周りや背中につかないように注意する

髪が当たるところにニキビができている場合は、髪の毛が皮膚を刺激してしまっているかもしれません。

綺麗な長い髪だと、下ろしていたい気がしますが、お家にいるときなどはできるだけまとめるようにして、刺激を与えないようにすると良いですね。
 
ゆるっとしたシニヨンスタイルなら、お家にいるときも、外出の時も可愛らしいのでおすすめです。

5.通気性の良いブラジャーで汗蒸れ対策をする


ブラジャーをしていると、胸周りが蒸れてしまう…という経験はありませんか?
 
夏場はどうしても汗をかきますから、拭いても拭いてもきりがありません。その上、ツーンとした汗特有の匂いも気になります。

先述した通り、この湿った状態はマラセチア菌の大好物。
 
どんなに体を洗っても、髪を束ねても、この蒸れた状態が続けばニキビは発生してしまうのです。
 
そこで、おすすめなのが通気性の良いブラジャーを着けること。

バストにかいた汗を、体の外に素早く放出してくれるので、ブラジャーによる蒸れを大幅に軽減することができます。
 
肌が湿った状態は、胸周りと背中のニキビを発生させる一番の原因です。だから、ブラジャーを通気性の良いものにすることは、最善の方法と言えるかもしれません。

胸周りの汗や、通気性の良いブラジャーについてはこちらの記事に詳しくありますので、参考にしてみて下さい。
[blogcard url=”https://bust-bigaku.com/brassiere-sweat/”]

胸周りや背中にも使えるニキビケアアイテム

胸周りや背中にも使えるニキビケアアイテム

胸周りや背中にニキビができにくい環境作りが整ったら、次に取り入れるべき対策は、今あるニキビを改善することです。

これまで説明してきたように、胸周りや背中に発生しているニキビが「アラセチア菌」が原因となる場合、顔のニキビとは原因が異なります。
 
つまり、同じニキビケアアイテムでは効果を発揮しない場合がある、ということ。

では、マラセチア菌を退治してくれるニキビケアは、どのような成分が配合されているものを選べばいいのでしょうか?

ここからは、コンシェルジュの私「内田」が胸・背中ニキビにおすすめのケアアイテムの選び方についてご紹介していきます。
 
私が選んだおすすめのアイテムもぜひチェックしてみてくださいね。

アラマセチア菌には薬用有効成分「イソプロピルメチルフェノール」が効果的

見出しにある通り、胸周りや背中のニキビのケアには「イソプロピルメチルフェノール」という薬用有効成分が効果的です。

「イソプロピルメチルフェノール」は、胸周りや背中のニキビの原因となるアラマセチア菌に働きかけて、抗菌・殺菌作用を発揮します。

また、同時にアクネ菌が関与している場合もあるので、顔のニキビケアでお馴染みの「グリチルリチン酸2K」、「サリチル酸」、この2つの成分が合わせて配合されているものを選ぶと良いでしょう。

油分が少ないケアアイテムを選ぶこと

乾燥はニキビを悪化させてしまうので、保湿性があるものが条件として入ってきます。
 
とはいえ、クリームタイプのような油分が多く含まれているニキビケアアイテムは、胸周りや背中のニキビケアとしては不向き。アラマセチア菌が住みつきやすい環境となってしまいます。
 
胸周りや背中のニキビには、油分が少ないもの、尚且つ保湿力まで兼ね備えているもの、が最適です。

今までボディクリームで保湿ケアしてたから、それがアラマセチア菌を繁殖させてしまっていたのかも…。

 

そうなんです。よくみなさんボディクリームでケアされていますが、油分が多く、ニキビケアには向いていません。
 
得に繰り返しニキビができてしまう人は、油分の少ないローションタイプやジェルタイプで保湿ケア、ニキビケアを行っていきましょう。

胸周りや背中のニキビケアにおすすめのアイテムはこれ

これらの条件を満たす、ニキビケアアイテムがありますので紹介していきます。

胸周り・背中ニキビにおすすめのケアアイテム

通常価格:8,890円+税
定期初回:40%オフの5,334円+税(送料無料)
※定期2回目以降:4,445円+税(送料無料)
※180日間返金保証付き

ダイヤモンドセレクト2年連続受賞!薬用有効成分配合のボディ(胸・背中)専用ニキビケア

バス美編集部が胸・背中のニキビケアとしておすすめする、こちらのパピュレには、根本的な原因となる“マラセチア菌”へ働きかける「イソプロピルメチルフェノール」が配合!
 
その上、炎症を抑える「グリチルリチン酸2K」配合、油分の少ないスプレータイプ、といった特徴を持ち、胸周りや背中のニキビにフォーカスして作られた専用のニキビケアアイテムです。
 
ただ初めて使う人にとっては、お気軽に試せる価格設定ではない、ところがネックなところ。
 
でも、その分180日間の返金保証が付いているので、もし効果がなかった場合でも安心です。
「長期保証=メーカーの自信」。

ダイヤモンドセレクト受賞

さらに、モンドセレクションを受賞しているという点からも、品質にこだわったニキビケアアイテムということが分かります。
 
まずは180日間、胸・背中のニキビケア専用のパピュレで綺麗なデコルテを目指してみてはいかがでしょうか。

ホルモンバランスを整える生活習慣も心がけて!

ホルモンバランスを整える生活習慣も心がけて

胸、背中ニキビはホルモンバランスも関係しています。

ホルモンバランスの乱れは日常生活にある様々な原因によって生じ、どれも私たちの身近なものです。代表的なものをいくつか挙げていきます。

暴飲暴食
 
睡眠不足
 
過度のアルコール摂取
 
人間関係やプライベートによるストレス

女性ホルモンのバランスが崩れると、男性ホルモンの分泌量が増します。
そうすると、皮脂の量が増えて毛穴に詰まり、胸、背中ニキビを引き起こしてしまうというわけです。

規則正しい生活は美肌を保つための基本です。
 
忙しくて、ストレスが溜まりやすい人もいると思いますが、ニキビを発生させないために心がけましょう。

まとめ

今回は胸や背中のニキビについてお話していきました。カビが原因なんて聞くと、ちょっとびっくりしてしまいますよね。

でも対策方法は意外と簡単なものばかりです。まずは、清潔に保つようにして、蒸れやすい人は通気性の良いブラジャーを選ぶようにしましょう。

それでもできてしまったら、ニキビケアアイテムに頼るのがおすすめです。保湿力、刺激のなくて肌に優しいものを使ってみて下さい。

ニキビをなくして、気持ちも上向きに、オシャレも目一杯楽しみましょう。

※この記事はコスメコンシェルジュ監修記事です。

コスメコンシェルジュ ディプロマ
監修:内田葵
コスメコンシェルジュとは「あらゆる肌悩みに対して最適な化粧品を選びだせるプロフェッショナル」です(日本化粧品検定協会参照)。


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