バストの役割とは?
女性の身体の特徴ともいえるふっくらとしたバストは、女性の魅力や色気を感じさせる大きな存在です。男性にはもちろん、女性自信にとっても大切な部分です。
そもそもバストとは、どんな役割を持つのでしょうか。
一番重要な役割となるのは、赤ちゃんを育てるために必要な“母乳”を作ることです。
母乳には栄養がたっぷり詰まっており、生まれたてあの赤ちゃんが成長していくために必要となる栄養や抗体を受け渡す重要な役割を持ちます。
思春期から成長していくバストは、授乳ができるカラダ作りをしていくということなのです。
そんな重要な役割を持つバストは、女性の象徴ともいえますよね。
しかし、自分のバストに自信を持っている女性は、そう多くはありません。理想のバストに近づくためには、まず基礎知識から知っていきましょう。
バストの構造
・乳腺…母乳を運ぶ管
・乳腺葉…母乳が作られる
・乳頭…母乳が出る部分
・クーパー靭帯…乳腺と大胸筋を繋ぐ靭帯
バストは大胸筋を土台として、約90%が「脂肪組織」、その他約10%は「乳腺組織」で造られています。
乳房の中身は乳腺と脂肪からなり、その回りを皮膚が包んでいます。乳腺と脂肪の割合は約1:9です。乳腺は乳房一つにつき15~20ほどあって、それぞれ塊となり、さらにその先は枝分かれしています。それが乳頭を中心にして放射線状に乳房内に広がっています。
出典:www.takasu.co.jp
女性のバストは、赤ちゃんを育てるために必要となる“母乳”を出す働きを持つ「乳腺組織」を守るために脂肪組織がつく仕組みとなっているため、男性の胸より脂肪が多いことが特徴です。
成長期や妊娠中にバストが大きくなるのは、母乳を出す身体を作るために、女性ホルモンの分泌量が増えて乳腺組織が発達することで、大きく変化していくのです。
また、乳腺葉と大胸筋を繋ぐクーパー靭帯は、バストが垂れないように支える役割を持ちます。
バストの変化
女性のバストは胎児の時から閉経後まで、“形・硬さ・大きさ”が変化し続けていきます。
★思春期
主に成長期といわれる「思春期」にがバストが成長していきます。
この時期には、女性らしい身体を作る働きを持つ「エストロゲン」という女性ホルモンが少しずつ分泌されるようになり、乳腺組織が発達していきます。
脂肪と結合組織が増えることで、バストがふくらみ成熟します。
□ 痛みを感じる
□ しこりのようなものができる
□ バストはが成長しない
□ ブラジャーのつけ方・測り方が分からない
□ ブラジャーはいつからはめればいいか分からない
★妊娠期
妊娠期には、赤ちゃんを育てるために必要となる“母乳”を生成する乳腺組織が増えます。妊娠初期には、乳腺を発達させる女性ホルモン「プロゲステロン」と、乳腺を増殖させる「プロゲステロン」の分泌が増えることで、バストが大きく変化します。
□ 肩こりがひどくなった
□ バストが重い
□ きちんと支えられていない
□ 妊娠中のバストケア方法が分からない
★出産後
出産後は、女性ホルモンが激減していきます。
それによって、産後1ヶ月頃からだんだんと乳腺が退化し、バストがしぼんでいきます。
妊娠~出産後までダイナミックに変化したバストは、皮膚が伸びてたるんでしまったり、産後の筋力の低下によりバストダウンしてしまったり、クーパー靭帯が伸びて下垂れしてしまったりと、妊娠前とは形も大きさも変わってしまいます。
□ 授乳線が出来てしまった
□ しぼんでしまった
□ ハリがなくなった
□ たるんでしまった
□ 垂れてきてしまった
★閉経前後
年齢を重ねていくと、「エストロゲン」と「プロゲステロン」2つの女性ホルモンは減少していきます。妊娠するための働きが終わり、最終的には月経が完全に停止します。
女性ホルモンの働きによって発達するバストは、女性ホルモンの分泌が終わると、乳腺組織は脂肪組織へと変わりバストが垂れる傾向にあります。
□ 小さくなってしまった
□ ハリがなくなった
□ たるんでしまった
□ 下垂れしてきてしまった
バストの成長からも分かるように、バストと女性ホルモンは密接な関係性を持ちます。次に、バストと2つの女性ホルモンの関わりについてみていきましょう。
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